廿日市記念病院

アニマルセラピー

セラピー犬

当院では2017年12月より、月1回NPO法人アニマルセラピー協会の協力のもと様々な犬種のセラピー犬がやって来て、アニマルセラピーを開催してきました。
セラピー犬たちと触れあうことにより、患者さんから「温かいね」「かわいいね」などの発語や、普段の病院生活で見ることの難しかった表情を多く見ることが出来ました。

そこで当院では、セラピー犬ならではの力をより身近にしたいと考え2020年7月1日より職員の一員としてセラピー犬を採用しました。
ご入院中の方々やデイケアに通われている利用者の方々を始めご家族の皆さん、そして職員とも、より一層関わりながら癒やしや温もりを提供し、これからの活力となれるよう励んで参ります。

日々の活動記録はFacebookへ

 

セラピー犬とは?

触れ合いや交流を通じて、病気やケガまたは精神的な痛手を受けた人の不安を減らし気力を高め心と体を癒す働きをする高度な訓練を受けた犬たちです。

アニマルセラピーとは?

アニマルセラピーとは、動物と触れ合うことで精神的・身体的に機能を向上させることにより、生活の質を向上させる療法のことを言い、以下の3つの活動に分類できます。

① 動物介在活動(Animal Assisted Activity)

高齢者施設や障害者の方の施設へ動物達と訪問し、レクリエーションや触れ合いにより利用者さんのQOL(生活の質)の向上を図る事を目的としています。

② 動物介在教育(Animal Assisted Education)

主に子供を対象とし「命の大切さ」「思いやりの気持ち」などの道徳観や、人格的な成長を促す機会をつくる活動です。

③ 動物介在療法(Animal Assisted Therapy)

医療現場で医療従事者と共に行動し薬物を使わない非薬物として動物を介し、リハビリテーションの補助療法を行っていく活動です。

セラピー犬プロフィール

名前 ふたば
性別 女の子
生年月日 2019年10月12日
犬種 ゴールデン・レトリーバー
性格 好奇心旺盛
おやつ大好き!
撫でられるのが好きな女の子
特技 お手
(一度すると何回もしちゃいます)

【特徴】
明るく元気が良くて、とても笑顔が可愛らしい女の子です。散歩中には風に飛ばされる落ち葉を追いかけたり、道に落ちている木の枝を得意げに咥えて運んだりと、レトリーバーならではの一面を沢山見せてくれました。

アニマルセラピストとは?

アニマルセラピー活動は、動物と人との共同作業による福祉活動のひとつです。 そして、動物を通して広く人たちとの架け橋となり、アニマルセラピー活動を行う人が、アニマルセラピストです。 動物と共に訪問活動を行うには、最小限の動物の知識や世話・健康管理・コントロールなどの修得が必要となります。 さらに、福祉活動従事者としての精神、最低限の知識も必要となります。

アニマルセラピストからの一言

レトリーバーならではの特性を活かしながら訓練を行い、患者さんに喜んで頂ける場を提供できるように頑張っていこうと考えています。
ふたばは2020年7月で9ヶ月になりました。犬の9ヶ月は群れの中での立ち位置が定まってくる年齢です。
この時期大事なのは、セラピストとセラピー犬との信頼関係を構築し、立ち位置を明確にすることです。立ち位置が不明確で、信頼関係もなくバランスのとれていない不安定な関係だと事故に繋がってしまう可能性があるためです。
事故を引き起こさないためにも、ふたばとの信頼関係を焦らずゆっくり歩幅を合わせながら築き上げ、共に成長していこうと思います。