廿日市記念病院
画像診断技術科
当院ではCT装置・1.5T(テスラ)MRI装置・X線撮影装置(CR)を導入しており、これらの機器による検査を担当しています。
当科の理念
- 根拠に基づいた安全な検査を行うため、知識・技能の向上に努めます。
- 高性能・高機能の画像診断機器を有効に活用し、医療レベルの向上に努めます。
導入機器
X線撮影装置
島津製作所 診断用X線テレビ装置
一般的にレントゲン撮影といわれ、X線を体に照射して写真をとる検査です。
胸部・腹部・全身の骨など様々な部位を撮影します。
被曝線量が少なく、短時間で撮影できます。
CT装置
シーメンス SOMATOM Emotion 16-Slice
X線を使って体の断面を撮影する検査です。薄切りの断面像でデータ収集することにより、様々な角度から見た断面像や3D画像が作成できます。
検査は検査部位にもよりますが、約5~15分程度で終わります。
MRI装置
Canon Vantage Gracian 1.5T
電波と強力な磁場(磁石)を使用して撮影し、体の中を画像化する検査です。
MRIの最大の特徴としてX線を使用しないため、低侵襲かつ安全に画像情報を得ることができます。また造影剤などの薬剤を使用せずに血管を撮影することができます。このため患者さんは快適、また安全に検査を受けることができます。
検査は検査部位にもよりますが、約20~30分程度で終わります。
注意事項
- ※MRI室内は強力な磁場が発生しているため、心臓ペースメーカーを挿入している方や、体内に金属が埋め込まれている方は検査ができない事があります。
- ※閉所恐怖症の方は事前にお知らせください。
《装置の特徴》
①DLR-MRI
新しいAI技術であるDeep Learning Reconstruction(DLR)技術を搭載したMRI装置です。
この技術はSNRを大きく改善し、これにより高精細画像と短時間撮像の両立を実現します。
②快適な検査環境
静音化技術を搭載しており、検査中の騒音を軽減しています。
また、広い開口径と短軸マグネットなど、患者さんにやさしい検査環境を実現します。
③非造影MRA、豊富なアプリケーションの搭載
造影剤を使用せずに全身の血管描出が可能です。患者さんの負担が少ない血管検査を容易に実施することができます。
その他、新しい高速撮像やアーチファクト低減などのアプリケーションを多数搭載しており、幅広い検査に対応します。