2013年に摂食・嚥下障害看護の
認定看護師資格を取得
- 食べることは生きること
- 食べる楽しみを生きる力に
- 食べられる可能性を最大限に引き出す
- 安全に食べ続けられる食支援
- 美味しく食べられる口作り
脳血管疾患に伴い嚥下障害を患う患者さんは多く、そうした患者さんに関わるなかで「口から食べる」ことが「生きる」ことに繋がることを実感しました。そうした中で、食支援を行う看護師がそのエキスパートでなくてはならない、口から食べられる可能性を見つけ、その可能性を最大限に引き上げ、安心してまた食事を楽しんでもらいたい!という思いを強く持つようになり、2013年に摂食・嚥下障害看護の認定看護師資格を取得させて頂きました。
当院は、認定看護師取得における奨学金制度が整えられており、病院のサポートを受けながら安心して教育課程で学ぶことができました。資格取得後は、嚥下障害により口から食べられなくなった患者さんへ嚥下評価や機能訓練、食形態の調整、食事介助などを行い、再び口から食べられる喜びを一緒に感じる経験を幾度となくさせて頂いています。患者さん、ご家族と食べる喜びを共感できた瞬間は、それを思い出しただけでもまた涙が出てくるほど嬉しい瞬間で、とてもやりがいを感じています。
また当院はチーム医療に長けており職種の隔たりがなく、人間関係も良好で職種間での連携や協力が円滑に行える病院です。
認定看護師の活動を行っていくうえでもコミュニケーションが取りやすく、他職種との協働がより質の高い医療の提供に繋がっていると感じています。
NSTとして毎週院内ラウンドを行い栄養管理にも携わらせて頂いていますが、こうしたチーム力が患者さんの栄養状態改善、食事調整、経口摂取に向けた指導などに大きな効果をもたらしており、認定看護師として医療チームの中で活躍できることにもやりがいを感じています。
その他、院内研修はもちろん、院外活動として看護協会や地域の研修会での講師、看護学校の非常勤講師も勤めさせて頂いており、1年を通して多くの活動機会に恵まれ充実した日々を送っています。